愛を知った時
次の日、千夏に相談したら、一緒にお買い物に付き合ってくれることになった。


千夏は、


「コンセプトは、可愛らしいけどセクシーね」


って。



「セクシーなんて無理だよぉぉ」


「大丈夫、黙ってたらセクシーに見える!!」


そう言いウインクした。



「千夏ひどぉぉぉぉい!!!」



そう言いながら家でファッションショーをした。


「これなんか合うと思うよ~~」

「じゃぁこれにしよっかな。」


ベッドの上には、山済みになった服の山。。。


「結花さぁ、本当に楽しそうだね」


千夏は、嬉しそうに私を見ている。

「うん♪♪」

「変なのに引っかからないでよぉ~~」

「うん、大丈夫大丈夫。その時は千夏を呼ぶから(笑)」

「もう、勘弁してよぉ~~」



私は少し考えて


「…前さぁ目が感じるって言ってたじゃん」

「ん…そうだっけかね」

千夏ったら、適当。。。

「もう、千夏!!!」

「うそうそ、言った言った。」



「私も感じちゃったの」



「マジ!!きたんだ~~~」


「きちゃったかも!!」

千夏は私の手を取ると

「結花……頑張ってね……」

と言ってくれた。

「うん」

私は素直に言った。

「何か進展したら、即効電話してね!!」

「もちろんだよぉぉ」

その日は千夏が家に泊まって、夜中まで話した。
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