愛を知った時
「結花ちゃん飲み物は?」

「ジンジャエールで」

「あれ??飲めないんだ」

「あっ、一応未成年なんで…」


香さんは、私を真っすぐに見つめ目を丸くしながら聞いてきた。



「結花ちゃんいくつ??」

「19です」

「そうか、学生だもんね~」


そう言ってメニューを開いた。

「食べたいの頼んでね」

「ん~~おまかせします」

「おまかせかぁ~~好き嫌い有る?」

「……タマネギ…とか」


香さんは笑って

「結花ちゃんは本当に可愛いなぁ、子供みたい」

「ひど~~い!!!私もう大人ですよ!!」


香さんは店員さんを呼んで手際良く注文した。


香さんは私を真っ直ぐと見直した。


何だか急にドキドキしちゃうよ。


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