愛を知った時
「結花ちゃんは何を目指してるの?」

「デザイナーとかかな~今被服系の専門に通ってるんです」


「そっか、夢が有っていいね」

香さんは、少し遠い目をしながら言った。

「香さんは、夢が無いんですか??」

「昔は有ったよ~今は仕事しちゃってるしね。強いて言うなら、子供が欲しいくらいかな」

「子供かぁ~結婚されないんですか?」

「まず相手探さなきゃ(笑)」

「えっ??彼女さん居ないんですか?」


私の鼓動が、一気に高鳴った。

「居ないよ~!!仕事忙し過ぎて、振られちゃった(笑)」


「えっ!意外です―」


マジで?!

これって少しはチャンス有りなんだよね?!


「結花ちゃんは?モテるっしょ」

「私、居ませんよ~全然モテないし」

「そうなの?!みんな見る目無いんだね」



って………



真っ赤になっちゃったじゃんか!!

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