愛を知った時
俺達は改札に向かう。

少しでも気を緩ましたら、理性が吹っ飛んでしまいそうなのだ。


『妹、妹!!』そう心に言い聞かせて電車に乗った。


俺はずっと笑顔で結花ちゃんを見ていた。






本当に可愛い。。。





壊したくない。。。





結花ちゃんは俯きながら、

「香さん、わがまま言ってごめんなさい。私大丈夫だから、このまま乗って帰って大丈夫ですよ。」



帰れるわけ無いだろぉぉぉよぉぉぉ~~~~



「良いの、俺が送りたいから」



今度は結花ちゃんがビックリして目を丸くした。




あ~~~そんな目で見たら反則だぞ!!



ああ、抱しめたい。。。




電車をおりてから俺らは極力ゆっくり歩いた。


やっぱり帰したくないんだわ……


結花ちゃんは相変わらず、上目遣いで俺を見る。


そんな目をすると襲うぞ~~(笑)


全く!!可愛い。。。


ってそんな事ばっかり考えて!!!



俺は変態か!!!!



自分に突っ込む。

そんなこんなで、お家に着いてしまった。


結花ちゃんは俺の袖を引っ張りながら


「……やっぱり帰るのやぁ」


上目づかいでウルウルさせちゃってるの。。。





『……俺…我慢すんの限界かも』

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