愛を知った時
空はかなり赤みがかってきている。

「私夕日好きなんです。海も。」

潮風が心地よかった。


久しぶりに海に来たな。。。


「結花ちゃんは本当に素直だよね」

「そうですか??よくボーっとしてるって言われるけど…」

「アハハハ、そうとも言うかも!!!」

「ヒドい!言うんじゃなかった。」


確かに、妄想族って言われるからなぁ。。


「そんな結花ちゃんも可愛いよ」

「!!!!……そんな事…言って……からかわないで下さい」

大人の人って…こんな事を簡単に言えちゃうの??

「からかって無いよ」

「……妹みたいだから……でしょ?」

「………結花ちゃん…」


香さんは結花を真っ直ぐ見てる。

いつになく真面目な顔。



もしや、怒らせちゃった?!



「お腹すいたでしょ?ご飯食べに行こうか」

「へぇ??はぁ…」


何それ?

超拍子抜けしたよ!
何か話題そらされた感じ。。。

まぁいっか。

怒って無いみたいだったし♪


バイクを取りに行ってから、山下公園近くのレストランに行った。
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