愛を知った時
2人は中華街でお昼ご飯を食べた後、みなとみらいに移動した。

「映画行く?」

「いくぅ!!!」

なんか、はたから見たらカップルなんだろうな、俺ら。



ショーウィンドーに映る2人。



落ち着け。。。おれ。



「何見よっか??」

「結花これ見たいかも」

「面白いの??」

「…さぁ」


結花ちゃんは俺を見ながら首をかしげた。


おいおい、何だその顔は!!!


メチャメチャ可愛いじゃんかぁ!!!




俺、ノックアウト。。。





俺はたまらずクシャッと頭を撫る。

「じゃぁこれ見よっか」

そう言って結花ちゃんの手を取って引っ張って行った。



結花ちゃんは真っ赤になってる。

やわらかくて小さい手。。。

「結花ちゃんなんか食べる??買ってくるからさ。」

「任せます。。。」

結花ちゃんは俯きながら答える。



嫌だったかな??



帰ったと同時に、映画が始まった。

映画が始まってからも、結花ちゃんをチラチラ見る。

結花ちゃんの手の感触が忘れられない…





って、デターーーーー変態!!!





結局、良く分からないまま映画は終わった。



一応話してみる、

「意外と面白かったね」

「は…はい」

「結花ちゃんちゃんと起きてた??」

「起きてましたよぉぉぉ」

「じゃあ主人公の名前は?」

「………」

「やっぱ寝てたでしょぉ」

そう言って笑った。


実はぶっちゃけ、俺もストーリーはあんまり記憶が無い(笑)

結花ちゃんは顔を真っ赤にしながら

「起きてましたぁぁ」

と反論してる。


「お腹すいた?」

「あんまり空いてないかも。。。」

「そっか、じゃあお散歩でもしよっか」

「うん」

みなとみらいの海岸を散歩する事にした。

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