愛を知った時
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
カフェテリア中に響き渡る声で叫んだ。


視聴率100%状態になってるじゃん!!!

私は急いで千夏の口を塞いだ。

「千夏声でかいって!!」
千夏もごめんごめん、と言い周りを見渡した。

周りもクスクス笑ってる。

私達は急いでカフェテリアを出て校内のベンチに移動した。

「で、続きだけど本当に本当にまだ何にも無いの?」

「キスはしたけど///」
「エッチは無いの?!手出されないの?!」
「…うん」

千夏は天然記念物を見るような目で私を見る。

「ありえん!!!」


そうかなぁ…
確かに、いつのキスで終わりだし、お家に泊まらないし、ちゃんと帰っちゃうし。

次の日仕事だからかなぁって思ってたけど…

結花はだんだん不安になってきた。


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