愛を知った時
胸の上の動物はゆっくりと下に下りてくる。




やがて茂みを見つけると、




何かを感じたかの様に這い回る。






ゆっくりゆっくりゆっくり…






やがて、私の中の蕾を探し当てる。




「ンヤァ…」





ビクッと体が反応する。




その動物は、ゆっくりと確実に蕾を開いていく。






優しく深く深く深く…






私は、シーツをギュッと掴み仰け反った。







「ヒャァッ……クッ…アン」







それが動いていくスピードに合わせて、私の体も反応してしまう。
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