愛を知った時

ゆっくりと目を開けた。


呼吸で体が上下する。




「結花、色っぽかったよ。」




そう言うと、私をギュッと抱きしめた。




香さんは、ゆっくりと体を起こすと私を見て、



「いい?」



と、聞いてきた。





私は頷いた。






香さんが私の中に入って来る。



「ゆか…温かいよ」


「香さんも温かい」


「コウで良いよ」


「コ…ウ…好き…」





とうとう、私達は一つになった。





「結花動くよ」

「うん。」




コウがゆっくり動く。



私も連動して感じていく。



「アアァ…結花気持ちいいよ」


「コウ…結花も…」




コウがスピードを上げていく。




まるで全身が繋がって居るかのように連動して動く。


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