夏の約束。
「もう終わりにしていいわよー!!」
フユコさんの声
気づけば時刻は夕方5時
これであたしのバイトは終わった。
「羽美ちゃん!!短かったけど、お疲れ様!!これ、お給料ね!」
「え、いいんですか?!」
「いいのいいね。受け取ってちょうだい。」
「ありがとうございます!」
「無駄遣いすんじゃねーぞ?羽美」
「わかってるって!」
蒼との他愛ない会話も、嬉しくて楽しくて、自然と顔がほころんでしまう。
あたし、今笑えてるよね?
「あのさ、羽美」
「ん?何?」
「夜時間ある?」