夏の約束。


「へえぇ?」

間抜けな声が出てしまった…。
だって夜空いてる?って…!!


「…お前マジバカじゃねーの?何変態なこと考えてんの?」

意地悪に笑う蒼。


「ち…違うもん!!!んなの考えてるわけないでしょ!!!」

「ふーん…」


といいつつ、目が冷やかしてる…。


「まあ、それはいいとして…夜時間あるけど…」



ていうのも本当はウソになる。

明日の帰る支度しなきゃいけない。



それでも…準備より前に、
蒼に言わなきゃいけないよね…?



「あのね、あたし…」



「「話したいことがあるから」」


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