夏の約束。
…何か可笑しい!
あれ?あたし笑えてる?
なんだか今なら、伝えられる…気がする。
「何、笑ってんの?」
「だってベタじゃん。こーゆーの」
「はぁ?」
伝えたい。
伝えたい。
「あのね…。あたし蒼が好きみたいで…でもね!!あたしたち久しぶりに会って、だから、その…」
何て言ったら、伝わるんだろう…
バカバカ!ほんと国語力なさすぎ
それでも蒼は、こんなあたしの言葉を受け止めて、わかってくれたみたいで…
「……」
わずかな沈黙になる