ながれぼし
なんとなく乗ったバス
うちから都心に向かう手段として、バスと地下鉄がある。もちろん徒歩という選択肢もあるが、そこは敢えて無視しよう。だって歩くと3時間くらいかかるのだから…。
いつも気分で決める。
今日はバスから見える風景に揺られたいので、バスにしよう。人が何かを決める理由なぞ簡単だ。こんなもんだ。人は決断をするときに大袈裟に考え過ぎるんだ。
もっと気楽に行けばいいのに。

齢20くらいから歩くことが好きになった。車やバイクといった便利なものを多用するからだと思う。
なので時間に余裕があるときはわざわざ歩いたりバスに揺られたりするわけだ。童心を忘れるべからず。
正にその通り。
車を運転したくて堪らなかった10代が本当になつかしい。
バスを待つ時間、バス停から眺める無機質な景色、これを見て何を感じることもないが、この景色がなくならないでほしいと強く思う。変わりゆく時代に変わらない景色。
時代はどんどん新しいものを作り出し、街の風景も変わる。

バスが来た。短いながら僕の旅も始まる
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