僕はロリコン
　30歳無職童貞。
　キモデブオタク。
　二次元美少女と幼女をこよなく愛する。
　猪俣幸一。
　生活保護を受けながら、悠々自適の生活を送っている。
「働いたら負け」それが彼の口癖である。
　職安にも行くふりだけをしている。
　最初から働く気など毛頭ない。
　民生委員に色々と聴取されても、うつ病のふりをして、ごまかしている。
　だがこんな幸一にも仲間がいる。
　それは同じキモデブオタクの、『たかし』ちいう人物だ。
　ネットで知り合い、カラオケなどをして遊んでいたりする。
　生活保護を受けながら、遊びほうけているといるという怠けよう。
　到底、社会に出て働くことなど無理。
　そして、それを「社会が悪いんだ!　僕が悪いんじゃない!」と、責任転嫁をする。

　──巷の噂では30歳で童貞だと、妖精になれると聞く。
　幸一も30歳で童貞だ……。
< 2 / 8 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop