狂愛

それを持ってまた、あそこに向かった…



しばらくすると見えてきて、わたしはそこまでただがむしゃらに走った。



毎月来てうるはずのそこは、



花がしおれてしまい殺風景になっていた



ポツポツと降ってきた雨など気にせず、



箱をしっかりと両手で抱え



静かに腰を下ろした。



< 7 / 29 >

この作品をシェア

pagetop