私と彼が付き合う理由
思えば、ここのレストランの予約も私がいれたし、デートらしいデートもずべて私がプランを立てたわ。
予約が出来ない、デートのプランも立てられないような男なら、別れればよかったのに。
こんな、私の理想とかけ離れた男なら、別れればよかったのに。
「ごめっ......。でもね、パクッたのは本当だけど、でもね、本当に綾香さんとずっとに居たいんだ!」
パニくりながら、でもね、を2回も言いながら必死に口を回す彼。
しかし、あまりにも喋るのに必死で。
「「あっっ」」
飲み物の入ったグラスを倒してしまった。