愛しかた
そしたらどこからか
小さい声で話す声が聞こえた。
女3「やっぱり那奈様は
いつ見てもお綺麗でらっしゃるわね。」
男2「そうだな。
それに頭脳明晰で運動神経も抜群であの五十嵐財閥の跡取りだしな。」
女3「ホント羨ましいわね。」
・・・と言う話声が那奈には
バッチリ聞こえていた。
那奈は誰にも聞こえない声で
那「ハァー。何も分かってないんだから。」
確かに
五十嵐財閥の令嬢だけでなく
家族から愛されながら生きてきたけど
神様からは
愛されたことがない。
だから
あたしの本当の気持ちを
分かってくれる人なんかもういないんだから・・・