「ほら、あれだけ
成績も抜群やったんに
大企業に就職する訳でも無く
スノーボードのインストラクターの資格を取って、働くとはなぁ…」

ひとしきりそう話すと
「ああ、別に
そう言う意味ちゃうんや。
気にしんといて」

少し苦笑い気味に話した。

「そうだな。
忠告として捉えておこうか」
と、川田は素っ気なく答えた。
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