蝶凛 ーNobady Knowsー


爽side



俺たちは立ち尽くしていた



蓮哉が帰っていった



もちろん、いつもなら追いかけていた




だが、今は体が動かない



蓮哉のあの、寂しそうな顔が頭から離れない



『お前らには関係ない』



と言った後あいつは泣きそうだった



何をそんなに怯えているんだ?




あいつを助けてやりたい





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