吸血男子
「お前が前に欲しがってた時計あげっから!!」

「マジー!? 取り消しなしだぞ」




 ダッシュで戻ってきた霧。




 わかりやすい奴だな。






 俺は霧に耳打ちする。




「へぇ♪ 楽しそうじゃん。任せろ」





 霧は雷の属性。





「準備できたけど…いい?」

「あぁ。ドカンとぶちかませ」




 陸にはドッキリ以上のことかもしれねぇけど…そこスル―で。





 ――――バリバリバリッ!!! バァァァン!!!!





 校舎に大きな雷が落ちた。





 見事に停電になる。





 あ、被害者は出ないから。




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