吸血男子
「「「きゃぁぁぁぁああ!!!」」」




 何人もの叫び声が耳を劈く。



「陸、今のうちに逃げるぞ」



 パンをダッシュでいくつか取り、お金を置いて逃げる。





 ポカンとしていた陸の腕を引っ張り屋上に着た。





「…何あれ?」

「あぁ…なんだろうな? でもラッキーじゃん」

「…まさか時哉と同じ……」




 こいつ勘良すぎねぇ?




 全部知ってんじゃねぇかと思う。




「…ま、気にすんな」

「いやいやいや!! 気になるだろッ!!」




 説明するのめんどくせぇもん。




「あれは雷。以上(笑)」

「それはわかってるっつーの」




< 142 / 378 >

この作品をシェア

pagetop