吸血男子
「これ…私がやったの…?」



 信じたくないけど…そうっぽい。





「か…かたづけなきゃ…」




 そう思ったけど…魔力を使い過ぎたのか。





 そのまま気を失った。






「亜…美梨…美梨亜」

「んー…」




 誰かに肩を揺らされて目を開ける。




「あ…海斗君」

「ただいま」

「おかえりー…」




 ムクッと起き上がって海斗君に向かって笑いかける。




「なぁ…この部屋何があった…? 泥棒でも入ったか?」

「え? あッ!!! 違くて…」

「ん?」

「何でもないの!! 寝てる間にやったのかなぁ…」




 ハハハっと笑ってごまかす。




 あやしそうにこっちをじっと見てる海斗君。





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