吸血男子
二人の新しい仲間ちゃん
「んー…いいのかな……?」
一応ここは高層マンションの最上階であって……。
ベランダの方には東京の街並みと住宅街。
こんなとこから飛び降りたのを見つかったらなんて考えたら…。
マズイよね…?
そりゃバレなきゃいいけどさ、世の中そんなうまくないって。
「え、美梨亜?」
「へ?」
急にかけられた声。
後ろを振り返ると陸君が唖然としてる。
「おま、なんでッ…あぶねぇ!!!」
「ひっ!! あ…」
急に怒鳴られて思わず柵を持っていた手を離す。