吸血男子
 キッチンに行くと時哉と陸もいた。



「お前ら…」

「お邪魔してまーす」




 笑う陸。


 苦笑いでお辞儀をする時哉。





 一緒に飯を食った。



 人間界とそんなに変わらない朝食。



 野菜中心だ。



 お袋は料理苦手だからな。





 食い終わったところでタイミング良く霧と氷咲が来た。




「向こうはたぶん夜よね。早く帰りましょ」

「あぁ…」





 食い終わった親父が門をあけた。



「家の前に人間界との扉移動させておいた。不便だし、あんなところは物騒だ」

「サンキュ」



 家を出て扉を通って人間界に戻った。






 
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