吸血男子
「ちょ、完全に悪意あったよな!? いってぇっつの」




 こめかみをピクッと動かした霧は痛みを我慢してる様子。






 俺は謝ることなく血を吸い続けた。








 ―――――ガタンッ




「…ひゃ」





 

 あ。




 知らない女が俺らを見てる。




「キャーーーッ!!!」




 奇声をあげて走って行った。





 …ヤバいな。




 俺は急いでその女を追いかける。






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