吸血男子
 やっぱりだるかったようで、すぐに寝た。



「メリークリスマス…」



 俺は寝ている美梨亜の首にネックレスを付けた。




「似合ってるな…」




 ベッドに座り、美梨亜の髪を撫でる。



 一度も絡まずに毛先までたどり着くと同時に寝がえりを打った美梨亜。





 俺もベッドに横になり、美梨亜の横で寝た。




「はっくしゅんッ!!」





 布団もかけずに寝てしまった俺は自分のくしゃみで起きた。





 さすがに昼だからって冬は寒かった。





 まだ隣では規則正しい寝息を立てて寝ている美梨亜。





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