吸血男子
 十夜を寝かしつけながら私も横になった。




 夢を見た。




 十夜がすごく大きくなってた。




 顔は海斗君にそっくり。




 でも、性格は全然違った。





 何か常にボーっとしてて…私みたい。




 ママ、将来が心配です。





「亜…美梨亜~?」

「んー…」

「朝なんだけど」



 朝…?



「はいぃ?」


 ガバッと起き上がる。



 時計を見ると7時を回ってて辺りは明るい。




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