吸血男子
 *海斗side*



「おい、寝るなよ」

「う~ん…寝てないょ…」




 そう言って俺の背中で寝てるのは俺の妻、美梨亜。






 こんな早くから結婚する気なんて全くなかった俺がこうなったのはロクでもない親のせいだ。





 今は美梨亜の事好きだし…これでよかったと思ってる。








 家について美梨亜を俺たちのベッドに就かせて俺は久しぶりにキッチンに立った。







 起きたら腹減ってるだろ。






 美梨亜の好きなプリンとエビフライを作ってシャワーを浴びた。





 ――――ガチャッ






 寝室のほうからドアが開く音が聞こえた。





 あいつ俺がいないと不安がるな。





 そう思って急いで服を着てシャワー室を出た。






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