吸血男子
 私もパクッとパンを口にいれた。




「ねぇ、スカルゴースト」

『なんだ』

「スカルゴーストは私が魔女だってわからなかったの?」

『…考えもしなかった。知ろうと思えば知れたがな』




 フッと笑うスカルゴースト。





 …って…スカルゴースト…名前長いッ!!




「スカルゴースト、名前長いんだけど…」

『そうか? なら好きな呼び方で呼ぶといい』

「……スーくん?」

『なっ…何だそれは……センスないな』





 えー…可愛いと思うけど。




 少し照れたように否定をするスーくん。



「じゃあスーくんね」

『……好きにしろ』





 少ししゃべりながら朝食を食べているとピタッと食べるのをやめたスーくん。




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