吸血男子
「…お前は何者だ……」

『スーくんだ』




 ブッ…!!!




「は?」




 スーくんってバカなのかな?



『お前は…ほぅ…ヴァンパイアか…』

「人間じゃなさそうだな」

『私の種は闇の魔王』

「…スカルゴーストか!?」




 私の腕を引っ張って海斗君の後ろに連れてこられた。





「大丈夫か?」

「あ、うん…全然大丈夫だよ」

「よかった…俺の後ろにいて」

「わかった…」





 戦闘態勢に入る海斗君の目は綺麗な赤色に染まった。





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