吸血男子
『純潔か……』

「あぁ」

『別にお前と闘う気などないのだが?』

「…は?」

『なんだ? お前も朝食食べたいのか?』





 スーくん…またバカ発言…。






「んなわけねぇだろ。美梨亜を危険な目にあわせた野郎を許すわけにいかねぇ…」

「海斗君、何もされてないよ?」

「…え」

「スーくんは…何もしてない」





 ちょっと縛られたけど…。






『魔女。ちょっと隣の部屋に行け』

「……わかった…」





 2人にしても大丈夫だよね?






 私は隣の部屋に行き、隙間から2人の様子をうかがった。






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