空色クローバー
急に抱きしめられたのは今日二回目だけど、やっぱり驚く。
「またそういうこと言う。
泣かせたの俺なのに。」
それと、耳元で話しかけられるのはとても恥ずかしい。
「俺はろくなやつじゃない。
さっき言っただろ。」
「いいえ。椿さんは昔と変わらずいい人です。」
直ぐに言い返す。
椿さんは、突き放す言葉とは裏腹に、
抱きしめる手を緩めない。
それを嬉しく思う私は、重症かな。
「約束を守れた覚えがない。」
「その度に謝ってくれました。昔の約束だって、事情があったんでしょ?」
いつか会えると思ってた。
椿さんを好きになっても会いたいと思っていた。
だから気にしていない。
「またそういうこと言う。
泣かせたの俺なのに。」
それと、耳元で話しかけられるのはとても恥ずかしい。
「俺はろくなやつじゃない。
さっき言っただろ。」
「いいえ。椿さんは昔と変わらずいい人です。」
直ぐに言い返す。
椿さんは、突き放す言葉とは裏腹に、
抱きしめる手を緩めない。
それを嬉しく思う私は、重症かな。
「約束を守れた覚えがない。」
「その度に謝ってくれました。昔の約束だって、事情があったんでしょ?」
いつか会えると思ってた。
椿さんを好きになっても会いたいと思っていた。
だから気にしていない。