空色クローバー
私は周りに聞かれないようにこっそりと話した。

(友達も連れて家に来ないか?だって)
「行く!」

即答!決断早い!

(声が大きいよ…)
(あっ、ごめん…。)

たまたま近くにいた人が、今凄いビクッてしてたよ…。

(せっかく誘ってくれたんだし、例え海のついででも行くに決まってるよ。
海を守るのはあたしの役目だしね。)

ついでって…そんなつもりじゃないと思うんだけどな。
それに、守るも何もないけど…。

水月を見て、私は思わず苦笑した。

(子猫よりも、噂の王子様の家が気になる♪)

水月のキラキラした目…先輩の家を想像しているんだろうな。

とりあえず決まったから、結果を陸先輩にメールした。
< 27 / 237 >

この作品をシェア

pagetop