君を愛する
「確かに。じゃあ、私は里穂たち誘ってくる」
美咲は、「分かった」と言って修二たちのところに向かっていった。そして私も里穂たちを誘いにいった。
そして授業が終わり、私たちは近くにあるカラオケ屋に向かった。中学校時代からずっと遊んでいたメンバーではあったが、久しぶりに遊ぶということもあってか楽しみにしていた。
「こんなに皆集まるのって久しぶりだね」
愛恵が話を切り出した。
「うん。いつも誰か用事あったりして集まれないもんね」
「まあ、彩香はいつも暇人だからいつも集まれるよな?」
修二が不敵な笑みを浮かべながら、聞き捨てならない台詞を言い放ってきた。
「修二だって人のこと言えないでしょ。超がつくほどの暇人じゃん」
「彩香にはかなわないって」
修二は微笑みながらそう言った。その微笑みを見ると、いつも反論をする気が失せてしまう。
「まあ、喧嘩はそこら辺にして早くカラオケに行こう」
美咲が仲介に入り、私は言いかけた言葉を噤んだ。またカラオケ屋に向かい始めたその時、私は美咲に話しかけられた。
「ねぇ、彩香ってもしかして、修二のこと好き?」
「いきなり何言っちゃっているのさ。なんで修二なんか好きにならなきゃいけないの」
美咲のいきなりの言葉に内心ビックリしたが、できるだけ声や顔に出ないように装った。しかし、いきなりだったため声が裏返ったかもしれない。美咲に私が動揺したの気づかれたかもしれない。
「だって、修二と話している時の彩香って、なんかうまく言い表せないけど、輝いているもん」
「そうかな? やっぱり美咲には隠し事できないね。修二と話していると楽しいというか、いつまでも修二と話していたいと思うの」
美咲にはやはり隠し事はできないと思い、今修二に対して抱いている気持ちを話した。美咲は、「やっぱりね」と言って微笑みかけてくれた。やっぱり美咲には敵わないとつくづく思う。そして美咲は話し始めた。
「なんで修二に対して積極的にならないの? 本当のところは修二と同じクラスになれて嬉しかったくせに。中学校からの付き合いで、修二とはお互いに気心が知れた関係じゃない。私も彩香との付き合いが長いから、何となくだけど分かるの」
美咲は私のことを何でも分かってくれている。いつも私が落ち込んでる時や考え事をして
美咲は、「分かった」と言って修二たちのところに向かっていった。そして私も里穂たちを誘いにいった。
そして授業が終わり、私たちは近くにあるカラオケ屋に向かった。中学校時代からずっと遊んでいたメンバーではあったが、久しぶりに遊ぶということもあってか楽しみにしていた。
「こんなに皆集まるのって久しぶりだね」
愛恵が話を切り出した。
「うん。いつも誰か用事あったりして集まれないもんね」
「まあ、彩香はいつも暇人だからいつも集まれるよな?」
修二が不敵な笑みを浮かべながら、聞き捨てならない台詞を言い放ってきた。
「修二だって人のこと言えないでしょ。超がつくほどの暇人じゃん」
「彩香にはかなわないって」
修二は微笑みながらそう言った。その微笑みを見ると、いつも反論をする気が失せてしまう。
「まあ、喧嘩はそこら辺にして早くカラオケに行こう」
美咲が仲介に入り、私は言いかけた言葉を噤んだ。またカラオケ屋に向かい始めたその時、私は美咲に話しかけられた。
「ねぇ、彩香ってもしかして、修二のこと好き?」
「いきなり何言っちゃっているのさ。なんで修二なんか好きにならなきゃいけないの」
美咲のいきなりの言葉に内心ビックリしたが、できるだけ声や顔に出ないように装った。しかし、いきなりだったため声が裏返ったかもしれない。美咲に私が動揺したの気づかれたかもしれない。
「だって、修二と話している時の彩香って、なんかうまく言い表せないけど、輝いているもん」
「そうかな? やっぱり美咲には隠し事できないね。修二と話していると楽しいというか、いつまでも修二と話していたいと思うの」
美咲にはやはり隠し事はできないと思い、今修二に対して抱いている気持ちを話した。美咲は、「やっぱりね」と言って微笑みかけてくれた。やっぱり美咲には敵わないとつくづく思う。そして美咲は話し始めた。
「なんで修二に対して積極的にならないの? 本当のところは修二と同じクラスになれて嬉しかったくせに。中学校からの付き合いで、修二とはお互いに気心が知れた関係じゃない。私も彩香との付き合いが長いから、何となくだけど分かるの」
美咲は私のことを何でも分かってくれている。いつも私が落ち込んでる時や考え事をして