二人想い
「西山〜?」
「ひゃい!?」
思わず大好きな唐揚げを落としてしまいそうになる。
「ひゃいって、なんだそれ、可愛いなー」
太陽君がいきなり話しかけてくるからびっくりした。
ふと、美咲を見てみる。
…ちょーニヤニヤしてる!
な、なんかあたし馬鹿にされてる!
「た、太陽君、どうかしたの?」
「あー、話したいことあったけど、友達いるみたいだからあとでいいや」
「う、うん」
「じゃねー」
太陽君が笑顔で手をふる。