二人想い

体育祭






「で、体育祭の係なんだが…〜」


入学してから2ヵ月。

やっとクラスにも馴染んできた。



相変わらず佐々木兄弟とはなぜか仲良くて…。


「西山〜」

コソコソと太陽君が話しかけてくる。

「なに??」

「体育祭、なんの係やる??」

「あたしはー…余ったのでいいや」

「んじゃ俺、西山と同じやつやるー」


…で、結局。


「じゃあお前ら3人。荷物運びな〜」

今日もカツラがズレてる先生に笑顔で言われた。



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