二人想い




「西山ー!こい」

…え、あたし!?

カァーっ

顔が赤くなるのが自分でもわかる。



周りの人達が冷やかし始める。

「早くこいよ、一位とれねーじゃん」

笑いながら叫ぶ太陽君。


2人で手を繋いでゴール。


「ありがとな、西山」

「ううん」

「じゃ、俺戻るから、またな」

「またね」


太陽君の手の温もりがまだ残ってて。

あたし、なんでキュンってしちゃってるんだろう。



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