二人想い
告白
「えー!!ほんと!?」
美咲の声が響く。
風邪は長く続いて、久しぶりの学校。
「声でかい!」
口に人差し指を当てて美咲を怒る。
「あーごめんごめん!で、太陽君のこと好きになっちゃったわけね、ふむふむ」
「それは…」
「まあ、太陽君は譲るよ!あたし、彼氏できたから」
「え、いつの間に!?誰!?」
「1年A組の陸君」
…どっかで聞いたことあるような。
…
げっ!入学式にあたしに話しかけてきた人だ。
「ってことで、お互い頑張ろー♪」
「う、うん」