二人想い



「太陽くーん♪」


今日も朝からゆいちゃんの声が教室に響く。


彼女が隣に座ってるのに。


「綾瀬、朝からくっつくな」



「えー、じゃあ昼はいいのぉ?」


「昼もだめ。俺可愛い彼女いるから無理」


さり気なくいわれた言葉に少し赤面してしまった。

「う〜、太陽君のケチ」

それでもやっぱり、スッキリするわけじゃなくて。


嫉妬、なのかな…。






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