二人想い





「海君、…」

「ん?」

いつもとは違う声をだす海君。

「あたし、海君の隣にずっといたい」


「それって…」

「よろしく、お願いします」

「西山…」

海君があたしを強く抱きしめる。

「こっち、向いて?」

「…んっ」

振り向いたあたしに海君は優しくキスをした。


「俺、今世界でいちばん幸せだ。今度は俺が、お前のこと幸せにするから」



あたしたちは抱き合ったまま眠りについた。





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