君の唄
途中でコンビニで、酒とタバコを大量に買った俺ら。
俺の部屋にはいるなり、1人一本もち、
盛大に全員で一気した。
「っはぁ~!!
うんめぇ~~
って伊織!!
お前もう寝てんのかよ!!」
第一声を唯があげる。
酒が弱い伊織が、もう寝てしまったようだ。
でもそれはいつものことなので、みんな唯を無視してそれぞれでさわぎだす。
唯も特にいじけるわけでもなく、俺の隣で大声を出す。
「おい!!
ねぇちゃんどこだよ!!」
とニヤけながら俺に言った。
「残念。
今日、彼氏んちだって。」
俺はたんたんと答える。
「はぁ!?
ねぇちゃん彼氏いたのかよ!!
…言えよなぁぁぁぁぁ!!」
いかにもショックそうに頭を抱える唯。
あんな奴、そこまでする価値ないだろ…
そっくりそのまま唯に言ったら、
「はあ!?
お前バカじゃねぇの!?
あんなイイオンナ、他にいねぇだろうが!!」
と、さけびだした。