cЯоWи +。'*
「おいっ」
「何?」
机を叩いたのは陣
「調子にのんな」
「はぁ?」
「遅刻はねぇだろ」
強い口調で続ける
それもすっごくつまらなさそうに
むかつく
「あたしは好きで生徒会に入ったわけじゃないの」
陣を正面からキッと睨みつけて言った
「いつ調子に乗ったわけ?たしかに遅刻したわよ でも生徒会室知らないんだからしかたないじゃない」
むかつく
「あんたは初めてきた場所に迷わず行けるわけ?だいたい置いてくとか転校生に失礼なんだよ!!」
後半は逆切れ
言いたい放題言うと陣は少しびっくりしている様子
「で………文句はそれだけですか?南波君」
『南』の南波君
超うざい
「……。」
さっきまで愚痴ってたくせに今となっては大人しくあたしを見ている
別に陣のせいで生徒会に入ったわけじゃないのに
「もうあたしに構わないで」
あたしのこと嫌いなやつといちいち関わってたくない
どうせたまーに顔をあわせるくらいの仲になるだろうし