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「まったく………なんなのよぉ」
あたしは廊下をズカズカと歩く
「だいたい学校もこんな企画とおさないでしょ普通」
「あー!!東城さんがいたぞっ」
「げげっ」
廊下の反対側に5人くらいの団体さん
あたしめがけて走ってこようとしている
「……ありえない」
あたしはくるっと身体を回転させて反対側に走る
このままじゃ……つかまっちゃうよ
しばらく廊下をまっすぐ突き進んであたしは角を思い切りまがる
「…………っ!?」
バタン
「あれ?東城さんがいないぞ?」
「下行ったんじゃねぇか」
ドタドタドタ………
足音がしだいに遠くなっていく
「………助かったぁ ありがとね」
「おぅ」
角を曲がった瞬間あたしは腕を引っ張られ教室に引きずりこまれた
「えーっと………」
どこかで見たことあるような顔
「あぁ 俺は1年の蓮っての南波 蓮【ナンバ レン】」
「な…………南波?もしかして陣の弟?」
そういえば顔立ちもすごく似ている
違うところといえば金髪にピアス
陣をヤンキーにしたバージョンみたいな感じ
「弟 あんた東城 冴慧だろ?」
「え?そうだけど」