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『はぁダブルデート?』
「うん 杏と陣と 嫌だ?」
杏と別れてすぐあたしは那智に電話をかけた
『嫌だ』
「………。」
『俺はぜってー嫌だからな』
「……なんで?」
トントン
そのとき突然誰かに肩を叩かれた
振り返ると……
「ぇえ?那智」
携帯を片手に那智あたしの家の前いた
「待ってたんだよ 冴慧帰ってくんの遅えっつの」
ニカッと微笑む那智
「だったら電話してくれればよかったのに………」
「待つことには慣れてん………っくしゅん」
那智の手があたしに触れた
めっちゃ冷たい……
「どれだけ待っててくれたの?」
「しらん 3時間はたってねぇと思う」
那智の頬に触れてみると「あったかいな」って笑った
「………。」
「どした?冴慧」
「とりあえずうちあがってよ」
「え?あぁ……」
がちゃ
「冴慧お帰りーってえぇ"?」
「ただいま」
「お邪魔します」
「い……いらっしゃーい」
冴稀姉の声色が変わる
「あたしの部屋2階だから」
「おぅ」
那智を引き連れて階段をあがる
「ごゆっくりぃ」
冴稀姉はやらしく笑いながらひらひらと手をふった