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「野郎ども 明日がなんの日かはわかってんなぁ?」
「うぉおお」
「戦争じゃーー!!!!!」
「何……男子たち」
あたしは唖然としながら呟いた
「毎年毎年だけど気合い入ってるよねぇー」
「ありえんよね」
「毎年こうなの?」
波美となっちゃんはあきれた顔で頷いた
そう
明日は2月14日
バレンタインなんです
「義理でいーから頂戴よお」
「嫌……うせろ」
波美はまとわりついてくる男子たちにいい放った
「佐倉さーん お願いだよ」
「無理 本命にしかあげない主義だから」
「東城さん あの…もしよかったら明日一緒に帰らない?」
「お前…抜け駆けかよ」
「いやいや 是非とも俺と」
誰だよあんたたち
普段話さない男子たちまでも今日はあたしたちに群がってきた
「なんでみんなこんなに必死なわけ?」
「あのね……その日1番チョコレートもらった人には会長から賞品があるの」
「だからかぁ」
あたしはため息をついて
男子たちに愛想笑いをむけた
「邪魔だ てめぇら 冴慧に近寄んな」
「陣……」
「南波君」
そんな男子たちを蹴散らして陣はあたしに言った
「生徒会いこうぜ」
「え?あ…うん」