cЯоWи +。'*
「あぁ 180個」
「ひ…180個?」
あたしは驚いて声をあげた
「185個じゃなかったか?」
龍之介君
細かいから
全校の女子のざっと半分くらいが彼方先輩にあげていた計算になる
すごいな……
「ちなみに俺は35個」
あたしはちらっと陣を見る
「ふーん……」
「おい 反応薄いな もっと驚けよ」
驚けもなにも彼方先輩のチョコレートの数聞いてからだから……
まぁ
35個でもなかなかだと思いますけどね
「那智はたしか120個くらいだったよな?」
「はい…たしか」
書類から目をあげて那智が言った
「今年も負けないからな~」
「はぁ……」
興味なさげな那智
あたしとは目もあわせてくれない
不思議ともうつらくなかった
「彼方先輩賞品はなにもらったんですか?」
「ん?前の会長のテスト ありゃ何気役にたったぜ おかげさまで期末テストもばっちり」
「へぇー」
せこい
彼方先輩のような前の会長さんをぜひとも見てみたかった
「うーん……でも今年はもっともらって嬉しいもんがいーよなぁ」
「またテストとかでいーんじゃないですかぁ?俺欲しい」
「陣は馬鹿だからな でも残念ながら俺はテスト保管しない主義なんで」
「んだよーやる気失せた」
肩をおとす陣