cЯоWи +。'*
2人は無邪気に笑いながら話している
…なんかあの2人お似合いだなぁ
長身で顔だけはカッコイイ陣とおしとやかな美和
なんだかあたしの出る幕じゃなくない?
ってかあんな楽しそうな陣初めてみた
いつにもなく女の子の顔をしている美和
普段あんまり男子と喋らないから緊張してるのかな?
戻ろうか ここまで来たから手伝いにいこうか悩んだけど とりあえず陣と絡むのは疲れるから波美たちのところに戻ることにした
「あれ?冴慧」
「ひっ…」
こっそりその場から離れようとしてたのに突然声をかけられて肩が跳ね上がる
どうやらあたしは…逃げるのも隠れるのも苦手みたいです
苦笑いでゆっくりと振り返るとそこには雅の姿
「1人で何してるん?」
「いや…ちょっと…」
しどろもどろになるあたし
雅とはあの一件以来 距離を置いていた
まさかこんなタイミングであうなんて…生徒会でもさけてたのに
「あのあと屋上戻ってこぉへんかったから心配したんやで?那智の口封じしに言ってたんやろ?」
「まぁね」
…本当はちょっと違うんだけど
「じゃあ せっかくやからあの時の続きでもしよおか」
雅があたしの顎をくいっと持ち上げた
「……おい お前らこんなとこで何してんの?」