cЯоWи +。'*
「あーぁ…冴慧行ってもうた」
「……痛ぇ あいつただ者じゃねぇよ」
俺は殴られた頬をおさえながら屈み込んだ
そんな俺を見て雅が鼻で笑った
「本間に冴慧のこと好きじゃないん?」
「……おう」
「俺本気でいくからな?後から泣いてすがってもしらんからな南波」
「泣かねぇしすがんねぇよ」
「まぁせいぜい強がっとくんやな南波」
雅は俺をおいてとっとと離れていった
「…んだよ」
綾瀬も雅も
どいつもこいつも一体何が言いてぇんだよ
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損した
損した損したぁ~
あたしはまだおさまらないドキドキを必死で抑えながら波美たちのいる調理場に戻った
陣の馬鹿
馬鹿バカばかぁ~
あいつにはデリカシーのかけらもないわけ?
むかつくぅ~
「あっ冴慧お帰りぃ 美和たんどうだったぁ?」
「…あ"」
美和に声かけるの忘れてた
「波美のドアホォオ あたし1人でご飯炊くはめになったじゃんかぁ」
そんなあたしの後ろから美和の声が聞こえた
「ごめ~ん」
おどけてみせる波美
「まぁそろそろ夜ご飯にしましょお♪」
「「「賛成」」」
なっちゃんの提案であたしたちは夜ご飯を食べ始めた