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「え?で?どおだったの?」

なっちゃんは身をのりだしながら聞いた

さっきまでの涙とは打って変わりパァっと笑顔になった

あたしと波美も美和の言葉を待つ



「…断っちゃった」


この結果は心のどこかでわかっていたけど
拓の傷つく顔が頭に浮かんでなんだか後ろめたい気分になるなぁ

わかってたからこそ…美和をとめられなかった自分に腹がたつ

あたしが本当のこと言ってたら誰も傷つがないですんだかもしれないのに…

「あたし好きな人いるし拓海君のこと今までそういう目で見てなかったから」

明るく笑う美和
でも本当の気持ちがわからない


「とりま 今日は疲れてるから寝るね」

身支度をはじめて布団を広げる美和

「え?もっと詳しく聞かせてよぉ なんて言われたの?いつからそんな関係だったのよ」

何もしらないなっちゃんは 美和を質問攻めにしている

あたしは波美と軽くアイコンタクトをして自分たちの布団を準備しはじめた

「え?冴慧たちも寝るの?今日はオールじゃないの?」

「「おやすみぃ」」


なっちゃん
興奮する気持ちはわかるけど…
少しは空気をよんでいただきたい

そんなことを考えながらあたしは深い眠りにおちた
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