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楽しかった林間学習も終わりあたしたちは今帰りのバスの中にいます
「眠っ…」
「波美 昨日は一晩中起きてたんでしょ?」
「うん…初日は早く寝たからいいかな?って思ってさぁ~」
波美は欠伸をしながら言った
「ごめん冴慧 あたし寝るわぁ」
それから1分としないうちに横から波美の寝息が聞こえ始めた
あたしは起こさないようにゆっくりと席を立ち波美の身体をあたしの座席に倒した
「おやすみ」
そして空いてる1番後ろの座席に向かった
「……げっ」
誰もいないと思っていた席には那智が座っている
「……?なんだ冴慧か」
あたしの気配を感じた那智はうとうとしながらあたしの顔を見た
「ごめん 起こしちゃった?どこか他の席に……
「待って」
振り返り 立ち去ろうとしたあたしの言葉を遮りあたしの肩を那智が掴んだ
「せっかくだから座れよ どうせどこもあいてねぇんだから」
「……でも」
「いいから 副会長命令」
強引な那智
あたしは渋々那智の隣に腰を下ろした
「もっと嫌がると思った えらい素直じゃん」
にやつく那智
「…那智が命令したんじゃんか」
「那智ってよんでくれた」